2025.07.18[Fri]

Shopifyのサンキュー画面に追加スクリプトで追加していた追加情報を出す方法

  • Shopify

目次

こんにちは、
ディレクターの小坂です。

はじめに

以前からShopifyより告知されていた、サンキューページ/注文状況ページにおける追加スクリプトの削除ですが、Shopify Plusでは2025年8月28日、Shopify Basic、Grow、Advancedのプランでは2026年8月26日までとなっています。
追加スプクリプトでは、計測タグの追加や、サンキュー画面にUIの追加を行うことができていましたが、期日までに移行しない場合、これらのページはカスタマイズなしの標準Checkoutに自動的に置き換わり、追加スクリプトで表示している情報は表示できなくなってしまいます。

そこで本記事ではShopifyのサンキュー画面に、ShopifyのCheckout Blocksアプリを利用し、カート備考や配送日時、SNSのフォロー促進用ボタンを設置する方法を解説していきます。

Checkout Blocksアプリについて

「Checkout Blocks」は、Checkout Extensibilityに対応した公式アプリで、ドラッグ&ドロップで独自コンテンツやロジックをチェックアウト、サンキュー、注文状況ページに追加できるアプリです。

アプリ設定

1. Shopify管理画面で「アプリストア」を開き「Checkout Blocks」をインストールします。
2. アプリを開き、左メニュー[Blocks]をクリックします。
3. 「Create block」を押し、「Dynamic content」から作成したいブロックの種類を選択します。

4. 各種設定を済ませ、保存ボタンをクリック。
5. Statusを「Active」に設定

アプリ反映

1. 設定 > チェックアウト > カスタマイズをクリック。
2. サンキュー画面を開き、セクションを選択
3. アプリブロックを追加からCheckout blocksのDynamic contentを選択
4. App block IDで作成したブロックのIDを選択し保存をクリック。
5. テスト注文でサンキュー画面を確認し、表示内容を検証します。

追加できる情報と設定例

【カート備考(注文メモ)の表示】

1. Shopify管理画面 > テーマ設定 > カート で「カート備考を有効化」し、顧客が備考を入力できるようにします。
2. 注文メモは {{ checkout.note }} で参照可能。
3. Checkout blocksで[Dynamic content]ブロックを選択し、Blank templateを新規作成。

4. Content itemsからTextを選択し「ご注文時のご要望: {{ checkout.note }}」などを記述。

5. Display rulesでAdd display ruleから「Order note is not blank」を設定し、備考がある注文のみ表示。

サンクスページでの表示例

【次回購入を促すクーポンコード】

1. Shopify管理画面 > 割引 でクーポンコード(例: NEXT10)を作成。
2. Checkout blocksで[Dynamic content]ブロックを選択し、Blank templateを新規作成。
3. Content itemsからTitleを選択し「次回10%OFFクーポン: NEXT10」を設定。

4. Content itemsからButtonを選択しButton typeを「Link」、Urlに「 ?discount=NEXT10 を付けたストアURL」を設定、Button labelにボタン名を設定。

5. Ruleで顧客タグなど条件を設定し公開。(必要な場合)
※NEXT10クーポンコードはサンプルとなりますので、ご自身でご利用のクーポンコードに変更ください。

サンクス画面での表示例

【LINE公式アカウントやInstagramフォロー促進】

1. LINE友だち追加URLまたはInstagramプロフィールURLを取得。
2.  Checkout blocksで[Dynamic content]ブロックを選択し、Blank templateを新規作成。
3. Content itemsからImageを選択し、Desktop imageとMobile imageにSNSアイコンやリンク用のボタン画像を追加。

4. Make image clickableにチェックを入れて、Link urlにLINE友だち追加URLまたはInstagramプロフィールURLを追加

5. Open link in new tabにチェックを入れる。

6. Ruleで表示対象を絞る。(必要な場合)
※画像は事前にコンテンツのファイルに保存してください。

サンクス画面での表示例

まとめ

追加スクリプトの廃止に備え、Checkout blocksを活用してサンキュー画面をノーコードで拡張しましょう。

カート備考のような注文情報もLiquidを使って簡単に表示できます。
期日(2025年8月28日)までに移行を完了させ、顧客体験向上と運用効率化を実現しましょう。

キューではCheckout blocksを利用した設定支援や、Checkout Extensibilityに対応した設定、アプリ開発などご相談にも対応しております。
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