こんにちは。
ディレクターの田辺です。
2025年9月3日に、Shopifyから、Dev Dashboardの一般提供が開始されました。
https://shopify.dev/changelog/next-gen-dev-platform-ga
Dev Dashboardが何なのかを詳しく知りたい方は、下記の公式ドキュメントを参照すると良いです。
https://shopify.dev/docs/apps/build/dev-dashboard
私が個人的に興味深かった点は、「これまで、開発ストアの作成やアプリの開発は、Shopifyパートナーのダッシュボードから行ってきたが、その制約がなくなった」という点です。
特に、誰でも開発ストアを作成できるようになったことで、一般のマーチャントも気軽に機能テストできるようになりました。
本記事では、Dev Dashboardで開発ストアを作成する方法を紹介します。
開発ストアとは
一般のマーチャント向けに細かなニュアンスを無視して簡単に説明するなら、費用がかからない代わりに一般公開もできないテスト用のShopifyストアのことを「開発ストア」と呼びます。
これまで、開発ストアは、Shopifyパートナーに登録している個人や組織のみが作成することができましたが、Dev Dashboardの登場により、一般のマーチャントでも開発ストアを作成できるようになりました。
下記の画像のように、どのプランを想定した開発ストアかを指定してできるため、プランのアップグレードやダウングレードをお考えの方が、問題ないかをテストする用途にも利用できます。
それだけでなく、開発ストアを用意することで、アプリを事前に開発ストアに導入して挙動をチェックしたり、Shopifyストアの設定を開発ストアで事前に変更してチェックしたりが可能になり、これまで本番ストアで一発確認するしかなかったような変更を事前確認できるようになります。
開発ストアの作り方
Dev Dashboardから開発ストアを作成しますので、まず、Dev Dashboardにアクセスする必要があります。
Dev Dashboardにアクセスするには、まず、Shopifyストアの管理画面から「設定」にアクセスします。
続いて、「アプリと販売チャンネル」にアクセスし、「アプリを開発する」をクリックします。
すると、「Dev Dashboardでアプリを開発」というボタンが表示されますので、そのボタンをクリックします。
下図のようにDev Dashboardが開きますので、「Dev stores」をクリックします。
そして、「Create dev store」をクリックします。
開発ストアの設定を入力する画面に遷移するので、
「ストア名」に、希望するストア名を入力し、
「Shopifyのプラン」で、シミュレーションしたいShopifyの契約プランを選択し、
「ストア用のテストデータを生成する」にチェックを入れてから(※)、
「ストアを作成する」をクリックすれば、開発ストアが作成されます。
※「ストア用のテストデータを生成する」は不要であればチェックを入れなくても大丈夫です。チェックを入れるとある程度の初期設定と初期商品が投入された状態で開発ストアが作成されます。
以上の手順で、開発ストを作成できますので、あとは、自由に開発ストアでの確認作業を行えます。
また、開発ストアは複数作成することができますので、チェックしたい内容に合わせて開発ストアを用意するのも良いです。
まとめ
一般のマーチャントであっても開発ストアを作成できるようになったことで、個人でShopifyを運用されている方や、分け合って予算を抑えたい企業も、簡単に事前の機能チェックができるようになりました。
より良いShopifyライフのために、Dev Dashboardからの開発ストア作成を是非ご利用ください。