2024.02.20[Tue]

Shopifyで不正な注文があった場合、配送状況を保留にする方法

  • Shopify

目次

  • - Flow例
  • - テスト方法
  • - まとめ

こんにちは
ディレクターの小坂です。

以前の記事で書いたShopify Flowで出来ることの3つ目の例をご紹介します。

今回のShopify Flow例はShopifyのみならずECサイトを運営する上で、悩みの1つである不正注文の対策として、『不正な注文があった場合、配送状況を保留にする』です。

Shopifyではデフォルトの機能として不正解析が搭載されていて、不正解析を行い不正勧告「低、中、高」で不正のリスクを提示してくれます。
https://help.shopify.com/ja/manual/orders/fraud-analysis#view-the-fraud-analysis-for-an-order

不正勧告が高だった場合に、対象注文の配送状況を保留にし管理者にメールを送ることで、不正内容をいち早く確認でき注文キャンセルなどの対応が可能となります。

Flow例

1.トリガーの『Order risk analyzed』を選択

2.条件で『Order Risk Level』を選択しOrderRiskLevel欄に『HIGH』を追加

3.アクションで『Hold fulfillment order』を選択しReason欄で『HIGH_RISK_OF_FRAUD』を選択

4.アクションで『Send internal email』を選択し、Email address欄に送りたい菅理者のメールアドレス、Subject欄にメールのタイトル、Message欄に実際のメール本文を記載

Message例

不正リスクレベルの高い注文がありました。

【対象の注文】
https://{{ shop.myshopifyDomain }}/admin/orders/{{ order.legacyResourceId }}

【不正解析の概要】
{% for risks_item in order.risks %}
  {{risks_item.message}}
{% endfor %}

テスト方法

Shopifyでは不正注文テスト用にメールアドレスが用意されていますので、下記のメールアドレスを利用し注文を作ることで、事前に不正注文のテストをすることが可能です。
https://help.shopify.com/ja/manual/orders/fraud-analysis#part-2000981baa1ee686

  • shopify.test.high@shopify.com:高リスクの推奨を作成する
  • shopify.test.medium@shopify.com:中リスクの推奨を作成する
  • shopify.test.low@shopify.com:低リスクの推奨を作成する

※不正注文のテスト注文を作るには、Shopifyペイメントのゲートウェイサービスをテストモードにしておく必要があります。

まとめ

今回はShopify Flowで『不正な注文があった場合、配送状況を保留にする』方法をご紹介しました。次回は、『商品の在庫が少ない時に管理者へ通知を送る』をご紹介します。

ご紹介したShopify Flow以外にもFlowの活用方法はありますので、ご自身で対応できない場合は、カスタマイズのご相談も承っておりますので、よろしければ下記からお問い合せください。

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